フコイダンはピロリ菌に有効

フコイダンには胃潰瘍や十二指腸潰瘍など、消化器性潰瘍の原因といわれている「ピロリ菌」を除去する働きもあります。ピロリ菌といえば、慢性萎縮性胃炎や胃がんを発症させることも今日では通説になっていますね。ピロリ菌は一度感染すると強力な除菌をしないかぎり一生すみついてしまうといわれています。このピロリ菌は通常胃の粘膜の硫酸基に吸着しています。

フコイダンが胃の中に入ってくると、フコイダンの硫酸基がピロリ菌を呼び寄せてくれるのです。フコイダンの硫酸基に付着したピロリ菌は、そのままフコイダンとともに体外へと排出されてしまいます。フコイダンには、こうしてピロリ菌を除去する働きもあります。


フコイダンと胃ガン・潰瘍

フコイダンは他の多糖類と比べて硫酸基という成分を多く含んでいます。フコイダン成分中の硫酸基は水分を保持し、ヌルヌルを作り出すもとになっているのです。硫酸基は、じつは私たち人間の胃の中にも存在し、粘液のネバネバを構成しています。

フコイダンには硫酸基が多く含まれているので、人間の粘膜と違和感がないという特徴があります。現代は食生活の変化やストレスなどによって胃潰瘍や胃炎、胃がんなど、胃の病気が急激に増えています。フコイダンがこれら胃の病気に対して有効に働くということが分かってきました。

フコイダンが胃の中に入ると、胃の粘膜に取り付いて、胃を保護してくれるのです。そしてフコイダンは粘膜表面に浸透していきますが、このときフコイダンが粘膜を刺激して、炎症部分に働きかける結果、正常な細胞が生まれて潰瘍を修復するのです。



フコイダンと抗ガン剤

フコイダンとは、もずくのような海藻類のぬるぬる成分のことです。フコイダンを摂ることは、いわば食事でモズクやめかぶなどを食べることと同じことなのです。ですからフコイダン抗ガン剤の薬や肝臓の薬といっしょに飲むことはなんら問題はありません。もしも気になる薬が病院から出されているようでしたら、主治医の先生に説明してから飲まれたほうが、より安心です。

フコイダンをいっしょに飲んでいることで抗ガン剤による副作用を抑えてくれるという報告もあるようです。とくに抗がん剤は副作用が心配ですが、フコイダンにはこうした効果もあるのですね。


フコイダン代替医療

フコイダン代替医療が今、注目されています。外科手術による後遺症や化学療法や放射線療法による副作用などから、代替医療が見直されてきました。

代替医療とは、西洋医学では科学的に証明されていない、また臨床的に応用されていない医療体系のことをいいます。代替医療の範囲は広く、世界の伝統医学、民間療法をはじめ保険適用外の新治療法もふくまれます。具体的には中国医学(漢方)、インド医学、免疫療法、薬効食品、健康食品、ハーブ療法、アロマテラピー、ビタミン療法、食事療法、精神心理療法などがありますが、自然治癒力をもって病を癒すという考え方が基本になっています。人間の持つ自然治癒力の主役、「免疫システム」を活性化させてがんに対抗しようというもので、アガリクスやメシマコブのようなキノコなどの機能性食品の利用も代替医療にあたります。

フコイダンのガンに対する効果とは、ガン患者の自然治癒力を高め、ガン細胞のアポトーシスを促進させる作用が最も注目されている点です。フコイダンは正常な細胞はそのままに、ガン細胞に対してのみ働きかけます。このためフコイダンには抗ガン剤のような副作用は一切なく、身体への負担もかかりません。


特濃フコイダン

特濃フコイダンとは、南太平洋諸島近郊の汚染が少ない海で、太陽のめぐみをいっぱい浴びて育ったモズクから特殊製法で抽出したフコイダン製品です。特濃フコイダンには食べ易いようにカプセル化された製品や、さわやかな柑橘系のゼリータイプに加工した特濃フコイダン製品も販売されています。

特濃フコイダンは海藻に多い塩分・ヒ素・ヨウ素・味・臭い等を抽出の過程で十分除去し、フコイダン独特の海藻特有の臭いや味が苦手な方にも食べやすいように加工されています。もちろん、フコイダンの特徴である、アポトーシス誘導作用による副作用のない抗ガン作用や、ビタミン、ミネラルも凝縮されています。

特濃フコイダンは液体タイプではなく、カプセル化やゼリー化することによって液体タイプのフコイダンよりも摂取しやすく、外出の際にも手軽に携帯できて、フコイダンを長く続けたい方におすすめです。


フコイダンと海藻

フコイダンのガンに対する効能はわかったけれど、フコイダンがモズクのぬるぬる成分のことなら、抽出したフコイダンを飲むのではなく、モズクを直接食事でとればいいのではという素朴な疑問も湧いてきます。しかし、日本国内で食用の生もずくとして約9割を占めている沖縄モズクを例にとると、この沖縄モズク1kgから抽出できるフコイダンはたったの約1gといわれています。健康維持などのために生モズクを充分に摂取しようとすると、約20パック(スーパーで売られている1パック90gとすると)毎日食べなければなりません。このようなことは現実的ではありません。さらにモズクを大量に食べたとしても、私たち人間の体には、海藻を分解する消化酵素がないのです。そのため、分解されない有効成分は、ほとんどが消化吸収されないで体外へ排出されてしまいます。

フコイダンの抽出過程においては、自然界でモズクやコンブなどの海藻類を栄養源としているアワビやサザエなどから抽出した分解酵素を使用して、もずくを分解しています。フコイダンを充分に摂取するには、このようなわけで科学的な方法でかつ安全に抽出された健康食品などのフコイダンがやはりおすすめです。

モズクのフコイダンの含有量はどれも同じではありません。例えばフコイダン含有量を比べたとき、他の国内のモズクに比べたとき沖縄のモズクには4倍も多くフコイダンが含まれています。しかし、フコイダンの研究が進むにつれて、南太平洋諸島のトンガ王国で採れるモズクが、なんと沖縄モズクの約2〜3倍のフコイダンを含んでいることがあきらかになっています。さらにトンガに自生するモズクは、この海域にのみ育成できる稀小種で、分類学的には、この海域だけに存在する新種である可能性が非常に高いとも言われています。フコイダンは現在のところ、トンガ産モズクから抽出されたフコイダンが一番優れているといわれています。


低分子フコイダン

フコイダンの原料がモズクをはじめとする海藻類だからといって、生のモズクを大量に食べたとしても、フコイダンを身体の中に、効率よく摂りいれることはできません。フコイダンそのままでは分子量が大きすぎるので、ほとんど身体中にフコイダンをとりいれることができないのです。食べたものは胃腸で細かく分解、消化されて腸の粘膜から吸収されますが、このときの分子の大きさは、約3,000〜4,000といわれています。つまり、この大きさより分子量の大きいと身体中に吸収されづらいのです。

フコイダンは海藻より取り出したままですと、分子の大きさは約200,000〜1,000,000もあります。フコイダンを分解、消化するために必要となる酵素は人間には備わっていません。フコイダンも、そのままでは口から入ったときの高分子状態のまま吸収することができず、ほとんどがそのまま排出されてしまうのです。フコイダン低分子フコイダンに加工して吸収しやすい製品としては、液状のシーフコイダンが有名です。


高分子フコイダン

高分子フコイダンとは、フコイダンを分子量で大別したフコイダン製品です。ほかに低分子フコイダン(超低分子フコイダン)があります。高分子フコイダンと低分子化したフコイダンを比較したとき、低分子化したフコイダンの方が吸収がよいといわれてはいますが、フコイダンについてはっきりと証明できるわけではないようです。

フコイダンとはそもそも高分子多糖類であり、低分子化すると厳密にはフコイダンではないという説もあるようです。高分子フコイダンと低分子フコイダン、そういわれると選びづらくなってしまいますが、利用する側にとって最も重要なことは、結果的にどちらがフコイダンとして有用に働いてくれるかということです。

フコイダンという多糖類は分子の結合が非常に強くてなかなか壊れません。そこでより腸管で吸収されやすように低分子化が進んできたのですが、実際には糖質は二糖類以上だと吸収されないので、フコイダンのように分子結合が強い物質は吸収という角度で見ると、フコイダン自体の生理的な働きは説明がつかないのです。

フコイダンは結合が強すぎる超高分子」であるために、体は「これはてごわい異物」と判断して、免疫力を活性化させている、という論があります。よい成績をおさめて注目を集めたフコイダンは、じつは消化吸収しにくい高分子フコイダンだったのです。フコイダンについては、その働きについて科学的に完全に解明されていないところもあります。

フコイダンを効率よく活用するためには、結局のところ低分子化より、適正な分子量(高分子)にフコイダンを調整することが重要ではないかともいわれています。高分子フコイダンは、こうしたフコイダン本来の生理活性を活かすというスタンスのもとに商品化されたものです。



フコイダンの製法

フコイダンの効果の違いを決める条件である製法とは、どのような違いでしょうか。フコイダンの製法で異なってくるのは高分子や低分子などの分子の大きさです。フコイダンの大きさが大きいほど、体内に吸収されづらく、フコイダンが小さいほど、体内では吸収されやすくなります。フコイダンを分解するための消化酵素が、じつは人間の身体には元々備わっていません。高分子のフコイダンは、腸で吸収されずに大部分がそのまま便として体外に排出されてしまうのです。

高分子フコダインは、それでは駄目のかというと、そういうことではありません。高分子フコイダンは、吸収されないことで健康作用を発揮するフコイダンであり、低分子フコダインは吸収されることで効果を発揮するフコイダンなのです。高分子フコイダン、低分子フコイダンのそれぞれのメリットから考えて、どちらのフコイダンがよいとは一概にいえません。フコイダンを飲用される方の病状や時期によって向き不向きがありますので、状況に応じて選択することが大切ですね。


フコイダンの純度

フコイダンの純度とはどのようにはかられるのでしょうか。フコイダン製品の原料として採用されているのは、おもにモズクです。フコイダンはいろいろな海藻に含まれています。フコイダンはワカメやコンブ、メカブにも含まれています。なかでも何故もずくが利用されているかというと、それはいい純度を保つためなのです。

フコイダンの純度」というのは、単純に商品に表示されている 「フコイダンの含有量 何mg」 というものではありません。フコイダンを構成する糖には、フコース、キシトース、ガラクトース、ウロン酸等があり、原料となる海藻により化学組成がすこしずつ異なっています。「フコイダン」とは、元々「フコース」だけでできているものを指し、他のの糖も含んでいるものを「フコイダン様 多糖体」とよぶのですが、これらは全部ひっくるめて通常「フコイダン」と呼ばれています。フコイダンのどの部分を指して、「フコイダン含有量 何mg」と表示されているのかというのは、各メーカーによって捉えかたが異なります。フコイダンの純度は、このようにフコイダン含有量の表示だけではわかりづらいのです。

フコイダンの純度は、それでは結局どこで判断すればいいかといいますと、フコイダンに含まれている 硫酸基 (りゅうさんき)という物質の結合量です。硫酸基は、私たちの胃の中には元々備わっていて、胃の粘膜を覆っている成分です。フコイダンにとって、とても大切な役割をはたすものです。フコイダンと呼ばれてはいても、この硫酸基の結合量についての条件を満たしているとは限らないのです。フコイダンの含有量がどんなに多かったとしても、硫酸基の結合量についての条件が満たされていなければ、真に有用なフコイダンとはいい難いのですね。


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